中小企業省力化投資補助金とは?2026年の制度概要
中小企業省力化投資補助金とは、深刻化する人手不足に悩む中小企業・小規模事業者が、IoT・ロボット等を活用した省力化機器を導入する費用の一部を国が補助する制度です。経済産業省・中小企業庁が所管し、独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)が事業を執行しています。
2024年度に新設され、2026年度も継続・拡充されています。人手不足解消だけでなく、生産性向上・付加価値増大・賃上げへのつながりが補助目的として掲げられています。
2026年の制度ポイント
2026年3月19日にカタログ注文型の補助上限額が引き上げられ、受付期間も2027年3月末頃まで延長されました。一般型は2026年6月に第7回公募が開始されています。詳細は公式サイトの最新公募要領で必ず確認してください。
公式サイト・問い合わせ窓口一覧
| 窓口 | URL / 連絡先 | 用途 |
|---|---|---|
| 公式ポータル(カタログ注文型) | shoryokuka.smrj.go.jp/catalog/ | カタログ検索・申請手引きDL |
| 公式ポータル(一般型) | shoryokuka.smrj.go.jp/ippan/ | 公募要領DL・スケジュール確認 |
| 制度全般のトップ | shoryokuka.smrj.go.jp/ | 両型の入口・お知らせ |
| コールセンター(一般電話) | 0570-099-660 | 9:30〜17:30(平日) |
| コールセンター(IP電話) | 03-4335-7595 | 同上(IP電話・050番号から) |
| 中小企業庁 公告・公募ページ | chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/ | 制度告示・公募要領の一次公開元 |
公式サイトのURLは shoryokuka.smrj.go.jp が正式ドメインです。フィッシング・なりすましサイトに注意し、ブックマークは公式ドメインのURLで行ってください。
カタログ注文型と一般型の違い早見表
| 項目 | カタログ注文型 | 一般型 |
|---|---|---|
| 対象設備 | 事前登録された省力化製品(カタログ掲載品のみ) | カタログ外を含む省力化機器・システム全般 |
| 補助率 | 中小企業1/2、小規模事業者2/3 | 中小企業1/2、小規模・再生事業者2/3 |
| 補助上限額(通常) | 500万〜1,000万円(従業員規模別) | 750万〜8,000万円(従業員規模別) |
| 補助上限額(賃上げ加算) | 750万〜1,500万円 | 最大1億円 |
| 受付方式 | 随時(先着順・通年) | 公募回制(年2〜3回) |
| 審査 | 書類確認のみ(採点審査なし) | 事業計画書の採点審査あり |
| 事業計画書 | 不要(簡易な申請書のみ) | 必要(省力化効果・賃上げ計画等) |
| 採択通知 | 申請後2〜3週間(目安) | 公募締切後2〜3ヶ月(目安) |
| 向いているケース | カタログ掲載機器で素早く導入したい | 高額・オーダーメイド設備を導入したい |
どちらの型が自社に合うかは、導入したい機器がカタログに掲載されているか、補助希望額と事業計画作成の負担のバランスで判断してください。
カタログ注文型 2026年最新情報:3月19日改定のポイント
カタログ注文型は2026年3月19日に制度改定が実施されました。改定前に比べて補助上限額が大幅に引き上げられ、受付期間も延長されました。
補助上限額の早見表(2026年3月19日改定後)
| 従業員数 | 通常の補助上限 | 賃上げ加算後の上限 | 補助率 |
|---|---|---|---|
| 5人以下 | 500万円 | 750万円 | 小規模2/3・中小1/2 |
| 6〜20人 | 750万円 | 1,000万円 | 中小1/2 |
| 21人以上 | 1,000万円 | 1,500万円 | 中小1/2 |
出典:中小企業省力化投資補助金 2026年3月19日制度改定ページ
改定前(〜2026年3月16日)は「従業員5人以下:200万円、6〜20人:500万円、21人以上:1,000万円」でした。改定後は大幅に引き上げられています。最新公募要領で必ず確認してください。
2026年3月改定 主な変更点チェックリスト
- 補助上限額の引き上げ:5人以下が200万円から500万円に(賃上げ加算後は750万円に)増額
- 受付期間の延長:2026年9月末頃から2027年3月末頃まで延長
- 最低賃金要件の変更:改定後は事業場内最低賃金を3.0%以上引き上げることが賃上げ加算の条件(改定前は45円以上引き上げ)
- 申請要件の追加:詳細は最新公募要領で確認してください
改定前後で条件が変わります
2026年3月16日17:00までに受付が完了した申請は改定前の条件が適用されます。2026年3月19日以降の申請は改定後の条件が適用されます。申請時点の公募要領を必ず確認してください。
カタログ掲載の主な機器カテゴリ(2026年版)
| 機器カテゴリ | 主な対象業種 | 代表的な機器例 |
|---|---|---|
| 配膳・搬送ロボット | 飲食業・宿泊業 | 自走式配膳ロボット、フロアサービスロボット |
| 自動精算機・セルフレジ | 小売業・飲食業・医療 | セルフレジ、自動釣銭機付きPOSレジ |
| 協働ロボット(コボット) | 製造業・物流業 | UR、FANUC CRXシリーズ等 |
| パワーアシストスーツ | 介護・建設・製造・農業 | マッスルスーツ、ATOUN MODEL等 |
| 清掃ロボット | ビルメンテナンス・宿泊業 | 自動床洗浄ロボット、自律走行型清掃機 |
| 自動検品・仕分けシステム | 製造業・物流業 | 外観検査AI、自動仕分けコンベア |
| 自動チェックイン機 | 宿泊業 | フロントレス自動チェックイン端末 |
| 調理支援ロボット | 飲食業・食品加工業 | 自動盛り付け機、フライヤーロボット |
カタログは随時更新されます。最新の掲載機器・登録番号は公式カタログポータルでご確認ください。
一般型 2026年最新情報:第7回公募スケジュールと補助額
一般型は審査のある公募回制で、カタログに掲載されていない設備やオーダーメイドの自動化システムも対象にできます。補助上限額が最大1億円と大きく、大規模な省力化投資に適しています。
第7回公募スケジュール(2026年最新)
| フェーズ | 日程(予定) | 備考 |
|---|---|---|
| 公募開始 | 2026年6月上旬 | 公募要領・申請様式の公開 |
| 申請受付開始 | 2026年7月上旬(予定) | Jグランツにて電子申請 |
| 申請締切 | 2026年7月下旬(予定) | 締切時刻まで受付(要確認) |
| 採択結果発表 | 2026年9月〜10月(目安) | 公式サイトで発表 |
スケジュールは変更になる場合があります。最新情報は一般型スケジュールページでご確認ください。
一般型 従業員規模別 補助上限額(第6回基準・第7回は要確認)
| 従業員数 | 通常補助上限 | 大幅賃上げ特例適用時 | 補助率 |
|---|---|---|---|
| 5人以下 | 750万円 | 1,000万円 | 小規模2/3・中小1/2 |
| 6〜20人 | 1,500万円 | 2,000万円 | 中小1/2 |
| 21〜50人 | 3,000万円 | 4,000万円 | 中小1/2 |
| 51〜100人 | 5,000万円 | 6,500万円 | 中小1/2 |
| 101人以上 | 8,000万円 | 1億円 | 中小1/2 |
上記は第6回公募の枠組みを参考に掲載しています。第7回公募の確定値は公式サイトの公募要領をご確認ください(変更の可能性があります)。
一般型 対象経費と申請条件
- 機械装置・システム構築費(必須):単価50万円(税抜)以上の機械装置等を1点以上含むこと
- 運搬費:対象設備の運搬にかかる費用
- 技術導入費:知的財産権等の使用に伴う費用
- 知的財産権等関連経費
- 外注費:設備の設置・設定にかかる外注作業費
- 専門家経費:申請支援・事業計画策定の専門家費用
対象外経費に注意
消耗品・保守料・リース料・中古品購入費・土地・建物の取得費は対象外です。また、交付決定前に発注・購入した経費も補助対象外となります。