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アシストスーツ・パワーアシストスーツの補助金活用ガイド【2026年版】|マッスルスーツ等の対象機種・補助額・申請方法

この記事の結論

アシストスーツ(パワーアシストスーツ)は<strong>中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)</strong>の対象機器です。2026年3月19日改定後の補助率は<strong>中小企業1/2・小規模事業者2/3</strong>、補助上限は従業員数に応じて<strong>500万〜1,500万円</strong>(賃上げ加算後)。厚生労働省の<strong>エイジフレンドリー補助金</strong>とも併用できます。マッスルスーツEvery・HAL・ATOUNなどカタログ登録機種を選べば審査なし先着順で申請可能です。詳細な補助額・対象機種は<strong>最新公募要領</strong>で必ず確認してください。
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アシストスーツ・パワーアシストスーツと補助金の基礎知識【2026年版】

アシストスーツ(パワーアシストスーツ)とは、作業者が装着することで筋力をアシストし、腰・肩・膝への身体的負担を大幅に軽減する機器です。物流・製造・農業・介護など、重筋作業が多い現場で急速に普及しています。

2025年3月の制度改定で省力化投資補助金のカタログ対象品目にパワーアシストスーツが正式追加され、導入コストを補助金でカバーできる環境が整いました。さらに厚生労働省のエイジフレンドリー補助金でも対象となっており、2本立ての補助制度を活用できます。

アシストスーツが補助金対象になった背景

深刻化する人手不足と高齢労働者増加を背景に、経済産業省・厚生労働省の両省が装着型動作支援機器を補助対象に組み入れました。2026年時点ではカタログ注文型の省力化投資補助金エイジフレンドリー補助金が主要な2制度です。どちらを優先すべきかは、導入目的(省力化か高齢労働者の安全対策か)と従業員規模で判断します。

アシストスーツの種類と主要用途

アシストスーツは動力源・構造・対象部位によって大きく3種類に分類されます。補助金申請時に「どの作業課題を解決するか」を明確にするうえで、種別の理解が重要です。

種別 仕組み 主な用途 価格帯目安
パワードスーツ(電動式) モーター・アクチュエーターで関節を駆動 介護移乗支援・重量物搬送 50〜300万円/台
パッシブアシストスーツ(非電動式) スプリング・ゴムの弾性で腰・腕を支持 農業・製造の中腰作業 3〜30万円/着
ソフトスーツ(布素材) 特殊繊維・ワイヤーで動作をサポート 幅広い現場・軽量作業向け 3〜15万円/着

※価格はメーカー・機能・台数によって大きく異なります。導入前に正式見積を取得してください。

アシストスーツが有効な業種・作業

以下の業種・作業でアシストスーツの導入効果が高く、補助金申請時の「課題と解決策」にも記載しやすいカテゴリです。

  • 物流・倉庫業:重量物ピッキング、仕分け作業での腰痛予防
  • 製造業:組立ラインの中腰作業・上肢挙上作業の負荷軽減
  • 農業・農協:収穫・袋詰め・出荷作業での腰部疲労削減
  • 介護・福祉:入居者の移乗介助による介護職員の身体的負担軽減
  • 建設・土木:資材運搬・配管作業での姿勢保持補助

補助金申請で「省力化効果」を数値で示すポイント

事業計画書では「導入前後の作業時間比較」「腰痛による欠勤率の目標値」など定量的な効果指標を記載すると採択率が上がります。特に省力化投資補助金(一般型)ではこの数値根拠が審査の重点項目です。

省力化投資補助金(カタログ注文型)のアシストスーツ活用ガイド

中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)は、カタログに登録された省力化機器を購入する際に費用の一部を補助する制度です。2025年3月からパワーアシストスーツが対象カテゴリに追加され、審査なし先着順で申請できる最も手軽な補助ルートとなっています。

2026年3月19日改定:補助上限額が変わりました

2026年3月19日以降の申請から補助上限額・賃上げ要件が変更されています。改定前の条件は2026年3月16日17時までに不備なく受理された申請のみ適用。最新の補助上限額・要件は公式ポータルの公募要領で必ず確認してください。出典:中小企業省力化投資補助金 公式|2026年3月19日制度改定

2026年版:補助率・補助上限額(従業員数別)

2026年3月19日改定後の補助率・補助上限額は下表のとおりです。賃上げ要件(事業場内最低賃金3.0%以上増加)を達成すると補助上限額が引き上げられます。

従業員数 補助率 補助上限額(通常) 補助上限額(大幅賃上げ時)
5人以下 中小企業:1/2
小規模事業者:2/3
500万円 750万円
6〜20人 中小企業:1/2
小規模事業者:2/3
750万円 1,000万円
21人以上 中小企業:1/2 1,000万円 1,500万円

出典:中小企業省力化投資補助金 公式|2026年3月19日制度改定。最新公募要領で必ず確認してください。

アシストスーツ導入 費用シミュレーション例

導入費用例(5着)

100万円(1着あたり約20万円)

補助率(中小企業)

1/2

補助額(試算)

50万円

自己負担額(試算)

50万円

※試算はモデルケースです。実際の補助額は公募要領・見積内容により異なります。

カタログ注文型の申請要件・対象事業者

カタログ注文型の主な申請要件は以下のとおりです。一般型より要件が簡略化されており、補助金申請が初めての事業者でも取り組みやすい制度です。

  • 中小企業・小規模事業者等(製造業・卸売業・小売業・サービス業の中小企業基本法の定義に基づく)
  • GビズIDプライムを取得済みであること
  • カタログに掲載されたアシストスーツ機種を購入すること
  • 交付決定通知を受けてから発注・購入すること(採択前の発注は補助対象外
  • 補助事業完了後に効果報告を提出すること

GビズIDプライムは2〜3週間前に取得を

GビズIDプライムの取得には書類郵送後2〜3週間かかります。申請期間が始まる前に余裕を持って手続きを。申請受付は先着順のため、準備が早いほど補助枠を確保しやすくなります。

カタログ登録済みの主要アシストスーツ機種

省力化投資補助金のカタログには複数のアシストスーツ機種が登録されています。以下は代表的な機種の概要です。実際のカタログ掲載状況は公式ポータルで最新情報を確認してください。

機種・メーカー 対象作業 特長 価格帯目安
マッスルスーツEvery
(イノフィス)
農業・物流・介護 非電動、軽量、水場・屋外対応、低価格帯 約6〜10万円/着
HAL 腰タイプ(非医療用)
(CYBERDYNE)
介護移乗支援・物流 生体電位信号検出の電動式、介護現場で高評価 約150〜300万円/台(リース可)
ATOUN MODEL Y
(ATOUN)
重量物ピッキング・物流 腰部電動サポート、IoT連携対応 約100〜200万円/台
アシストスーツ AWN-03
(ダイドー・奈良先端大)
製造・農業 上肢挙上作業サポート、軽量構造 約10〜30万円/着

※価格はメーカー公式サイト・流通情報をもとにした目安です。公式見積を取得してください。カタログ掲載状況は変動するため、公式ポータルで最新情報を確認してください。

カタログ登録機種は随時更新されます

省力化投資補助金のカタログ掲載機種は追加・削除が行われます。本記事公開時点の情報をもとにしていますが、申請前に必ず公式ポータルで最新のカタログを確認してください。未掲載機種は一般型での申請が必要です。

省力化投資補助金(一般型)でのアシストスーツ申請

カタログ未登録のアシストスーツや、複数の省力化機器とまとめて申請したい場合は一般型を活用します。審査が伴いますが、補助上限額が最大8,000万円(最新公募要領で確認)と高く、大規模な省力化投資に適しています。

一般型の特徴

  • 補助率:中小企業1/2、小規模事業者2/3
  • 補助上限:最大8,000万円(従業員規模・要件による)
  • 申請要件:事業計画書の提出・審査が必要
  • 採択期間:審査があるため先着型より時間がかかる(約6〜10ヶ月)

一般型では賃金引上げ計画(事業場内最低賃金+30円以上または3.0%以上の賃上げ目標)を事業計画書に明記する必要があります。アシストスーツ導入による省力化の効果を定量的に示すことが採択のカギです。

一般型申請で押さえるべき3つのポイント

  1. 省力化の数値目標を設定する:「アシストスーツ導入により腰痛起因の休業日数を年間XX日削減」「作業者1名あたり取扱重量をXX%増加」など、測定可能な指標を記載する。
  2. 現状課題を根拠とともに説明する:業種別の労働災害統計や自社の腰痛件数実績など、補助金投資の必要性を裏付けるデータを活用する。
  3. 賃上げ計画を具体的に記載する:補助金採択後の賃上げスケジュールと金額を明示する。達成できない場合は補助金返還が求められることがある。

交付決定前の発注は絶対NG

省力化投資補助金(一般型・カタログ型共通)では交付決定通知を受け取る前の発注・購入は補助対象外となります。見積書の取得は可能ですが、発注書・契約書の締結は必ず採択後に行ってください。これが最も多い不採択・補助返還の原因です。

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エイジフレンドリー補助金でのアシストスーツ活用【2026年版】

エイジフレンドリー補助金は、高齢労働者の転倒・腰痛など労働災害防止のために実施する安全衛生対策を補助する厚生労働省の制度です。アシストスーツは「重筋作業の補助機器」として補助対象に明示されています。

エイジフレンドリー補助金 2026年度概要

実施機関

厚生労働省

対象

中小企業(1年以上事業実施)

補助率

1/2(コースによる)

申請受付

令和8年5月20日〜10月31日(予定)

出典:厚生労働省 エイジフレンドリー補助金。補助上限額・コース詳細は最新公募要領で確認してください。

アシストスーツが補助対象になる条件

エイジフレンドリー補助金でアシストスーツが補助対象となる条件を整理します。

  • リスクアセスメントの実施:導入前に職場の危険・有害要因を特定し、アシストスーツが有効な対策であることを記録する
  • 高年齢労働者が対象作業に従事していること:アシストスーツは個人装着型のため、対象作業に関わる高年齢労働者の人数分が補助対象台数となる
  • 医療機器登録されていないこと:医療機器扱いのHALは対象外になる場合がある(最新公募要領で確認が必要)

省力化投資補助金との違い

エイジフレンドリー補助金は「高齢者の安全対策」が目的のため、省力化投資補助金とは申請書類・審査基準・担当窓口(厚生労働省)が異なります。両補助金を同一機器で同時に申請することは原則できません。導入目的に応じて最適な補助制度を選択してください。

省力化投資補助金とエイジフレンドリー補助金の比較表

アシストスーツ導入に活用できる2つの主要補助金を比較します。導入目的・企業規模・申請のしやすさで最適な制度が異なります。

比較項目 省力化投資補助金(カタログ型) 省力化投資補助金(一般型) エイジフレンドリー補助金
補助率 1/2〜2/3 1/2〜2/3 1/2(コースによる)
補助上限額目安 500万〜1,500万円(従業員規模・賃上げ加算後) 最大8,000万円(最新公募要領で確認) 最新公募要領で確認
審査の有無 なし(先着順) あり あり
採択までの期間 約3〜5ヶ月 約6〜10ヶ月 約3〜6ヶ月
対象機器の条件 カタログ登録機種のみ 幅広く申請可能 リスクアセスメント結果に基づく機器
GビズID 必要 必要 Jグランツ申請時に必要
主管省庁 経済産業省・中小企業庁 厚生労働省
こんな事業者に向く スピード重視・初めての補助金申請 大規模導入・複数機器の同時申請 高齢者多い職場・安全対策強化

※補助上限額・補助率は公募回・改定により変動します。最新の公募要領を必ず確認してください。

アシストスーツで補助金申請するステップ・チェックリスト

省力化投資補助金(カタログ注文型)でアシストスーツを申請する場合の標準的な流れと、採択を逃さないためのチェックリストです。

  1. STEP1:GビズIDプライムを取得する(申請の2〜3週間前には手続き完了)
  2. STEP2:公式ポータルでカタログ掲載機種を確認する公式ポータル
  3. STEP3:導入機種を選定し、正式な見積書を取得する(複数のメーカー・販売代理店から相見積もりを推奨)
  4. STEP4:公募要領を読み込み、補助対象経費・申請要件を確認する
  5. STEP5:認定支援機関(中小企業診断士・行政書士等)に相談する(一般型は必須・カタログ型は推奨)
  6. STEP6:Jグランツで申請書を提出する(先着順のためタイミングが重要)
  7. STEP7:交付決定通知を受け取ってから発注・購入する(最重要:採択前の発注は対象外)
  8. STEP8:導入・効果確認後に実績報告を提出する

申請前チェックリスト(アシストスーツ向け)

  • GビズIDプライムの取得が完了している
  • 導入を検討している機種がカタログに掲載されているか確認した
  • 正式な見積書(税込・型番明記)を取得済み
  • 賃上げ計画(事業場内最低賃金の引上げ目標額・時期)を決定している
  • 交付決定前に発注・購入していない
  • 認定支援機関への相談予約を済ませた
  • 最新の公募要領を確認した(改定情報を含む)

アシストスーツの費用内訳と導入コストの目安

アシストスーツを補助金活用で導入する際の主な費用項目と目安を整理します。補助金は本体購入費用が主な対象となりますが、付帯費用(設置・研修・消耗品等)の補助対象可否は公募要領で確認が必要です。

費用項目 目安金額 補助対象 備考
アシストスーツ本体(非電動型) 3〜30万円/着 マッスルスーツEvery等
アシストスーツ本体(電動型) 50〜300万円/台 HAL・ATOUN等
設置・調整費用 0〜5万円/台 要確認 電動型に多い
使用者向けトレーニング費 0〜10万円 要確認 公募要領で確認
消耗品・付属品(バッテリー等) 1〜5万円/年 原則対象外 運用経費扱い

※金額はメーカー・機種・台数によって大きく異なります。必ず正式見積を取得したうえで補助対象経費の範囲を認定支援機関に確認してください。

複数台まとめて申請すると有利

アシストスーツは1着あたりの単価が比較的低いため、複数着・複数台をまとめて申請することで補助上限額を有効に活用できます。従業員数や作業工程を整理し、現場全体での省力化計画として申請するとより効果的です。

アシストスーツ補助金の活用事例(モデルケース)

補助金を活用したアシストスーツ導入のモデルケースを紹介します。事例中の数値は実際の採択事例をもとにした参考値であり、個別の採択を保証するものではありません。導入効果・採択可否は公募要領・事業計画の内容によって異なります。

モデルケース①:物流倉庫(従業員15名・小規模事業者)

  • 課題:ベテラン作業者の腰痛による欠勤増加、採用難で人員補充が困難
  • 補助制度:省力化投資補助金(カタログ注文型・小規模事業者)
  • 導入機器:マッスルスーツEvery 10着(総額約80万円)
  • 補助率:2/3(小規模事業者)
  • 自己負担目安:約27万円(補助額約53万円)
  • 効果目標:腰痛による欠勤を年間30日削減、重量物取扱作業への参加者数15%増加
  • 採択のポイント:賃上げ計画(最低賃金+30円)と欠勤削減の定量目標を数値で明記

モデルケース②:介護施設(従業員25名・中小企業)

  • 課題:入居者の移乗介助による介護職員の腰痛・離職率上昇
  • 補助制度:エイジフレンドリー補助金(高年齢労働者の安全対策)
  • 導入機器:電動アシストスーツ(HAL腰タイプ)3台(総額約450万円)
  • 補助率:1/2
  • 自己負担目安:約225万円
  • 効果目標:介護職員の腰痛を要因とする離職者を年2名から0名へ削減
  • 採択のポイント:事前のリスクアセスメント記録と対象高年齢労働者人数の根拠資料を添付

介護業界は2制度の使い分けが重要

介護施設は省力化投資補助金(省力化目的)とエイジフレンドリー補助金(安全対策目的)の両方に該当する場合があります。同一機器で2つの補助金を同時申請することは原則できないため、導入台数・対象者を分けて計画するか、目的に照らして最適な制度を選択してください。

よくある質問(FAQ)

Aカタログに掲載されている機種のみが補助対象です。カタログ掲載状況は随時更新されるため、申請前に必ず公式ポータルで最新のカタログを確認してください。カタログ未掲載の機種は一般型での申請をご検討ください。
A中小企業は補助率1/2、小規模事業者は2/3です(2026年3月改定後)。従業員数や事業者区分によって異なるため、中小企業基本法の定義および最新公募要領で自社の区分を確認してください。
Aできません。省力化投資補助金は「交付決定通知を受けてから発注・購入」が大原則です。採択前に発注・購入した機器は補助対象外となります。見積書の取得はOKですが、発注書・契約書の締結は必ず採択後に行ってください。
Aマッスルスーツ(イノフィス)はカタログ登録されている機種があります。ただしカタログ掲載状況は変動するため、申請時点の公式カタログで確認してください。また補助金専用モデルか通常販売モデルかで申請手順が異なる場合があります。
A同一機器・同一購入に対して両方の補助金を受けることは原則できません(二重補助の禁止)。導入台数を分けるか、目的に応じて最適な補助制度を選択してください。詳細は各補助金の公募要領または認定支援機関にご相談ください。
AJグランツを通じた電子申請にはGビズIDプライムが必要です。取得には書類郵送後2〜3週間かかるため、申請期間が始まる前に余裕を持って手続きしてください。GビズIDの取得は無料で、GビズID公式サイトから申請できます。
Aカタログ注文型では補助上限額(従業員5人以下:500万円、6〜20人:750万円、21人以上:1,000万円)の範囲内であれば台数の制限はありません(賃上げ加算後の上限額も参照)。実際の補助対象上限は最新公募要領で確認してください。
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