カタログ注文型 vs 一般型 徹底比較ガイド
制度・仕組み
公開: 2026年3月4日
更新: 2026年4月18日
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省力化投資補助金 カタログ注文型と一般型、どちらを選ぶべきか?
省力化投資補助金には「カタログ注文型」と「一般型」の2つの申請方式があります。どちらも中小企業・小規模事業者が省力化機器を導入する際の費用を補助する制度ですが、対象製品・補助上限額・審査方法が大きく異なります。
本記事では、両方式の違いを項目ごとに比較し、あなたの事業に最適な申請方式を選ぶための判断基準を解説します。
省力化投資補助金 一目でわかる比較表:カタログ型 vs 一般型
| 項目 | カタログ注文型 | 一般型 |
| 補助上限額 | 200万〜1,500万円 | 最大1億円 |
| 補助率 | 1/2(小規模:2/3) | 1/2 |
| 対象製品 | カタログ登録製品のみ | 省力化に資する設備全般 |
| 審査方式 | 書類審査(先着順) | 公募審査(採点方式) |
| 申請難易度 | 低(簡易申請) | 高(事業計画書必要) |
| 審査期間 | 2〜3週間 | 2〜3ヶ月 |
| 受付期間 | 通年(予算消化まで) | 年2〜3回の公募期間 |
| 採択率 | 80%以上 | 60〜70% |
省力化投資補助金 カタログ注文型の特徴:手軽さと高い採択率
カタログ注文型は、あらかじめ「中小企業省力化投資補助事業カタログ」に登録された製品を選んで申請する方式です。製品ごとに必要な情報が整理されているため、事業計画書の作成負担が大幅に軽減されます。
カタログ型のメリット
- 申請が簡単:カタログから製品を選び、基本情報を入力するだけ
- 審査が早い:申請後2〜3週間で交付決定
- 採択率が高い:書類不備がなければ80%以上の採択率
- 通年受付:公募期間を待たずにいつでも申請可能
- 販売事業者のサポート:カタログ登録販売事業者が申請を支援
カタログ型のデメリット
- カタログ登録製品に限定:自社に最適な製品がカタログにない場合がある
- 補助上限額が低い:最大1,500万円(賃上げ時)、通常は200〜1,000万円
- 予算消化で終了:年度後半は受付停止のリスクあり
省力化投資補助金 一般型の特徴:高額投資と柔軟な対象設備
一般型は、カタログに登録されていない設備やオーダーメイドの自動化システムにも対応できる方式です。大型のライン自動化や複合的なシステム導入に向いています。
一般型のメリット
- 補助上限額が高い:最大1億円の大型投資に対応
- 対象設備が広い:カタログ未登録の設備・システムも対象
- オーダーメイド対応:自社の課題に合わせた設備設計が可能
- 複合投資:複数の設備を組み合わせたシステム投資にも対応
一般型のデメリット
- 事業計画書が必要:省力化効果の定量的な説明が求められる
- 審査が厳格:採択率はカタログ型より低い(60〜70%)
- 審査期間が長い:申請から交付決定まで2〜3ヶ月
- 公募期間が限定:年2〜3回の公募期間内に申請が必要
省力化投資補助金 判断基準:あなたの事業にはどちらが最適か
カタログ型と一般型の選択は、以下の基準で判断してください。
カタログ型が向いているケース
- 導入したい製品がカタログに登録されている
- 投資額が1,500万円以下(補助額ベース)
- できるだけ早く導入したい(審査期間が短い)
- 初めて補助金を活用する(申請が簡単)
- 事業計画書の作成に自信がない
一般型が向いているケース
- カタログに登録されていない設備を導入したい
- 投資額が1,500万円を超える大型投資
- 自社の課題に合わせてカスタマイズされたシステムを導入したい
- 複数の設備を組み合わせた省力化を計画している
- 事業計画書の作成を専門家に依頼できる
省力化投資補助金 カタログ型と一般型の併用は可能か?
カタログ型と一般型を同一の経費で重複申請することはできません。しかし、異なる設備に対してそれぞれ申請することは制度上可能です。
例えば、工場の配膳ロボット(カタログ登録品)にカタログ型を申請し、別途オーダーメイドの生産ライン自動化システムに一般型を申請するといった組み合わせが考えられます。
ただし、同一年度に両方式を申請する場合は事務局への事前確認が推奨されます。企業全体の補助金受給状況が審査に影響する場合があります。
省力化投資補助金 カタログ型vs一般型 自社に合った選び方チェックリスト
以下の5つのチェック項目を確認して、自社に最適な申請方式を判断してください。
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チェック1: 導入したい製品がカタログに登録されているか
中小企業庁の特設サイトでカタログを検索し、目当ての製品・メーカーが登録されているかを確認します。カタログにあればカタログ型が第一候補です。
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チェック2: カスタマイズが必要か
既製品のカタログ登録品をそのまま使えるならカタログ型。自社の業務フローに合わせた改造・ソフトウェア統合が必要な場合は一般型を検討してください。
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チェック3: 申請準備にかけられる時間
申請準備期間が1ヶ月以内という急ぎの場合はカタログ型(審査2〜3週間)が有利です。一般型の事業計画書作成には最低1〜2ヶ月の準備期間を確保してください。
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チェック4: 予算規模
補助額の上限がカタログ型は最大1,500万円、一般型は最大1億円です。大規模投資(補助額1,500万円超)の場合は一般型しか選択肢がありません。
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チェック5: 事業計画書の作成能力
一般型は省力化効果を定量的に説明する事業計画書が必要です。社内に経営企画・財務担当者がいるか、専門家に依頼できる予算があるかを確認してください。事業計画書の作成が困難な場合はカタログ型が現実的です。
まとめ:迷ったらまずカタログ型から
省力化投資補助金の申請を検討している場合、まずカタログに目当ての製品があるかを確認しましょう。カタログに登録されている製品であれば、申請の手軽さ・審査の早さ・採択率の高さからカタログ型が圧倒的に有利です。
カタログに適した製品がない場合、または大型の設備投資を計画している場合は一般型を検討してください。一般型は事業計画書の質が採否を左右するため、中小企業診断士や行政書士への相談をお勧めします。
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